かい と うみの絵本の国

絵本が大好きな息子に毎日読み聞かせる母のつぶやき

手ぶくろを買いに

うみママはその昔 教科書で読んだのかなぁ

懐かしい〜と思って選びました

ザ!名作

新美南吉さんの作品ですが

読みやすさを考慮し、改行位置や漢字などの表記を

一部変更しています

との事

それでも、さすがに今は使わない表現があったりするので

読み聞かせするのに、ちょっと詰まったり、読み違えたり😙

うみママとしては、逆に新鮮

 

子ぎつねが初めての雪に驚く様子や

景色の描写 かあさんぎつねの心理など

さすがの表現力です

 

古い作品だけど、馴染みやすいのは

どいかやさんが絵を描かれているからかな

ほんわか優しい空気が漂っています

 

お話が長いので、かい(4歳11ヶ月)は

集中力切れるかなぁと思ったりしましたが

なんの なんの しっかりと物語の中に入り込んでいきました

 

さすが名作

 

初めての大雪に喜んで駆け回る子ぎつね

お手々が冷たいと言うので、かあさんぎつねは

手ぶくろを買ってあげたいと思いました

でも、人間が怖いかあさんぎつね

子ぎつねの片方の手を人間の手にしてあげて

お店へ買いに行かせます

 

くれぐれも人間に姿を見られないように

人間の手の方を差し出して手ぶくろを買うんだよ

決して間違えてはいけないよ

かあさんぎつねの心配の様子が伝わってきます

 

子ぎつねはドキドキしながら、お店へ向かいますが

初めての連続に、あれだけ言われたお手々を

間違えて差し出してしまいます

お店の人はきつねだと分かりましたが

差し出したお金は木の葉でできたものではなかったので

手ぶくろを持たせてやりました

 

子ぎつねのドキドキよりも、もっとハラハラして

震えながら待っていたかあさんぎつね

子ぎつねが無事に帰ってきて安堵するお話です

 

かいは『え〜なんで、お手々間違えちゃったの〜』と

そこがとっても気になる様子

長いお話だけど、気に入ったようで何度も読み返しています

 

うみママも子供の頃に読んだ時は

かいと同じく子ぎつね目線でした

でも、母となった今は、かあさんぎつねの震える気持ちが

とてもよく分かるし、こっちのお手々を出すんだよという説明も

うんうん上手に教えているなと思ったり

完璧にかあさんぎつねの目線で読んでいました

 

立場によって、こうも読み方が変わってくるのか〜と

絵本の奥深さを実感した うみママでありました